【最終節】(東北C3:豊原勇太)

長いようで短く、短いようで長い、三ヶ月に渡る戦いが今日終わった。

優勝は高田浩志。

第一節に首位に立った後、一度もその座を明け渡す事無くフィニッシュ。まさに完全勝利であった。

新人らしからぬ落ち着きで終始安定した麻雀を見せていたこの高田、聞くに協会の第一期のプロテストを受験しようとしていたが、その年齢(当時16歳!)と、プロテスト受験前の勉強会において「イスラエルの首都は?」という問いに対して「アフガニスタン」と謳ったために周りの人間に受験を考え直すよう懇願されしょうがなく取り下げた、という経歴の持ち主だという。

今回は7年越しの勝利を手に入れたというところだろうか。

なにはともあれ心より祝福したいと思う。おめでとう!

第二位は角田晃二。

序盤は苦しんだが、中盤以降は着実にポイントを伸ばし、そのまま二位に滑り込んだ。

手元にある資料によるとこの男、今期より関東から移籍してきたという事以外、住所も経歴も一切不明の謎の男である。時折、彼の背中に深い男の哀愁を感じるのは私だけだろうか?たぶん私だけだ。

誰もが知っているが誰も知らない。その男の名は角田晃二。


以上二名は来季よりC2リーグへ昇格。

東北を離れ、東京にて関東の面々と共に昇級を目指す事となる。
ぜひ頑張って欲しい。

 

【第5節】(東北C3:叶さいぞ)

四節までに一人抜け出した状況での第五節。
現在、自分の得点は▲100P。二位通過には+100P位稼いで、後は上位者が崩れるかどうか。
それなら五節、六節と+100P、+100Pで計算が立つな。
これは残り二節、トップラスで打たざるを得ない!
・・・・・・。
そんな気合を胸にどしどしリーチをかけ続けるものの、三戦終って4位・3位・3位。
これはさすがに予定を下方修正。今日は+50あればよし。なーに12万点のトップでいいのだ。

ここまでの三戦は僕以外の三人が一回ずつトップを分け合う形。
となれば四戦目は僕の番だろ?とか思っていたら南場に入って本当に来る。
12000、3900とアガって持ってきたラス親でまずは5800。
トップはもらったとして予定まではあとたった7万点。いける!
「リーチ!!」

対面「ツモ、300・500は400・600」
・・・
これで最終節は+250Pくらい必要だな・・・。
・・・
・・

「僕らの雀王戦はまだ始まったばかりだ!」 

 

【第4節】(東北C3:平山雲唯)

今期は関西から東北へと籍を移しての雀王戦。
雀王戦に臨むのは今期で3度目になる。
戦いの場は東北の仙台へと移り、同卓者の顔ぶれも大きく変化した。

初顔合わせとなる第1節から第4節までが消化され、残りは2節。

面子や土地が変わったとは言っても、そもそも麻雀とは自分との戦いである。

私自身のスタイルに変化があったとしたら、それは協会という土俵の中で結果を残そうとする故である。
決して気まぐれなものではないし、もちろん環境の変化のせいでもない。

我々選手には、より有利な選択と的確な打牌を繰り返すしか出来ることはないのだ。

あと八半荘で今期の勝者は決まる。

「3度目の正直」などという気安いジンクスを信じる気はないが、今期の昇級者の中に自分の名があれば幸いである。

 

【第3節】(東北C3:三島優月)

リーグ戦もいよいよ中盤戦。
前節での好調さを今節にも持ち込んで上位とのポイントを縮めたいところ。
そのためにはラスをとらず、最低一回のトップが今回の目標。

配牌が悪い・・・、ツモがかみ合わない・・・。
こりゃしばらくあがれませんねぇ。
私にもそれくらいは分かるんです。
配牌で8種10枚。
不調もいよいよ本格的です、ってあっさり国士をテンパイしましたよ。
待ちは1枚出の1筒。場に2筒が4枚。
これは貰いました、雀歴3年の私の勘がそういいます。
えっ対面の方、リーチって言いましたか? 
ふっ、場が読めてませんねぇ。
でも痛い目をみて覚えることも大切ですよ、って対面ツモですか?
そうですか。やはり私のアガリ番ではなかったと。
私にもそれくらいは分かるんです・・・。

で、終わってみればラスと・・・。
まずいです。非常にまずいです。
1半荘目ですでに目標達成できてません。
しかし今日の私は冷静です。
こんなときは師匠の教えを思い出します。

「麻雀においては、たとえ調子がよくても、当初の目標に上方修正をしてはいけない。
逆に調子が悪いときは積極的に下方修正したほうが良い」

意味は良く分かりませんが、とにかく頑張れってことです。
教えの甲斐があり2半荘目は2着。
やりましたよ師匠、教えを守れました。
で、残りがラスラスと・・・。

――師匠、もっと使える教えをお願いします。

 

【第2節】(東北C3:遠藤勇)

今節は前回+180と一人抜け出した、同期である高田との対局。

6節しかないリーグ戦で、今回も同じようなスコアを叩かれると追いつけなくなる可能性がある。
方針として高田を抑えなければならない。

しかし、あくまで自分は新人。
まずは自分の麻雀を打とうと心に決めて対局に臨む。

一戦目、私は親満のツモあがりを決めてトップに、対する高田はラス。
すべり出しは良い展開。

よし!この調子でこのまま乗り切ろう・・・

しかし麻雀はそんなに甘くなかった。
その後高田は1着2着1着として、今節もスコアをプラスにまとめた。

もう2着昇級目指しちゃいなよ、弱気な自分が語りかけてくる。

否!!まだ2節が終わっただけ。
あくまでトップ昇級を目指して次節以降も頑張っていこうと思う。

 

【第1節】(東北C3:高田浩志)

東北C3リーグが開幕した。

今期の新人は私と遠藤。
最初だけは同卓のほうが良かったのだが、残念ながら別卓でのスタート。

メンタルの弱い私は、ジャスミン茶を2つ持参で対局に臨む。
平常心で打てるようにと願いを掛けて・・・。

運良く1回戦でトップが取れ、そこから精神的に余裕が持てて好成績につなげることができた。

一方、遠藤はラススタート。
苦しそうだなと感じたが、その後トップ・3着・トップで70近くの浮きにまわった。
強い精神力だと思う。

たった8人の東北C3リーグだが、決して楽な戦いになるわけが無い。
次節以降、それぞれの思惑がぶつかり合う厳しい戦いとなりそうだ。